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身体を整える意味

私は、ヨガが単なるストレッチや運動以上のものであると感じながらも、長い間何か違和感を抱えていました。
健康を意識したり、体の改善を目指すという点ではストレッチや運動と共通する部分もありますが、ヨガを実践する多くの人々が、美しくポーズを取ることや、難しいポーズに挑戦することに集中している中で、なぜ思うように身体を使えなかったり中々改善しづらいのか?という疑問が常に残っていました。

ヨガは「ゆっくりできるから初心者にも良い」「身体の改善に良い」「痩せる」という期待を持って取り組んでいることを、私の経験から理解しています。
そのため、こうしたニーズに応えたいという思いから、私は身体の機能性を伝えるために、解剖学的な視点を取り入れ、痛みの緩和やスムーズな動作の理論的なアプローチに力を注いできました。

しかし、これだけでは十分ではないと感じ始めました。
身体の使い方を伝えることは、単に身体を改善させるためだけではなく、内側と向き合うためのプロセスです。そこには、より深い感覚があり、この違和感がやっと繋がりました。

身体を機能的に使うためには、ただポーズを取るだけではなく、身体の内側に集中することが不可欠です。
単に体を伸ばしたり、使いやすい筋肉だけに頼るのではなく、稼働していない部分に気づき、それを目覚めさせるためのアプローチが必要だと考えます。
内側に意識を向け、身体の連動性を感じることで、初めて本当の変化が生まれると思います。

ポーズを通じて内側に集中し、重要な身体のポイントを繋げていくことで、身体全体が連動し、さらに深い気づきを得ることが出来ます。
このプロセスは、身体の痛みや制限を解消し、単なる「気持ちよさ」以上の効果を体験できるものです。
ヨガはただのストレッチではなく、心と体の調和を見つけるためのものであり、内面からの意識がヨガの本質を引き出します。

これまでの経験は無駄なことは一切なく、全てが繋がっています。解剖学的な知識とヨガの動きの本質を組み合わせることで、より豊かで深い体験が生まれることに気づきました。
ヨガは、内側に意識を向けることで、体と心の調和を取り戻し、真の健康と幸福を追求する道となる人生そのものの意味がやっと分かった気がしました^^

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