ヨガのイメージは、『痩せる』『インストラクターが細い』イメージを持たれることが多い現代のヨガですが、これとは逆に『ヨガをして脚が太くなった』『全然痩せない』『お尻がぺたんこになった』という意見があるのも事実です。
なぜ、同じヨガのポーズをとっていても差が出るのでしょうか?
それは、カラダの使い方にあります。
同じポーズや動作でも、どこを使うかで大きく変わっていきます。
そのカラダの使い方で大切なのは【お尻の使い方】にあります。

お尻を使うことでヒップアップに繋がり、結果的に脚が細くなるという流れをここではお伝えしていきます。
日常生活や自宅などでも気軽に行えるスクワットやエクササイズの種類などを紹介します。

目次

  1. お尻を鍛えるとなぜ脚が細くなるのか?
  2. お尻を鍛えるためのトレーニングとは?
  3. トレーニングでカラダを痛めてしまった原因
  4. 日常で手軽にできるお尻トレーニング
  5. まとめ

お尻を鍛えるとなぜ脚が細くなるのか?

カラダの筋肉を鍛えると自然と消費するカロリー、基礎代謝を上げることができます。
筋肉量と基礎代謝量は比例する為、筋肉量が減ると太りやすく、痩せにくくなってしまいます。
なので、代謝が高い人ほど、痩せやすく太りにくくなるわけです。

そしてお尻には【大臀筋】という人間のカラダの中でとても大きな筋肉があります。
大臀筋を鍛える事で筋力量が上がり、基礎代謝が効率良く上がっていきます。

お尻を鍛える事でヒップアップされ、太ももの前の筋肉とふくらはぎの必要ない筋肉が落ち、脚全体が細くなり、ヒップアップしつつも脚が細くなるという理想的なカラダへと変化していきます。

お尻を鍛えるためのトレーニングとは?

お尻を鍛えるために絶対的におすすめなのが【スクワット】です。ヨガのポーズに関係ないのでは?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、どれをとってもスクワットに勝るものが無いため、組み合わせることでとても良い相乗効果となります。
では、なぜスクワットが良いのかをお伝えしていきます。

①スクワットは効率良くお尻と全身を鍛えられる

スクワットはキングオブエクササイズと言われるほど、トレーニングの中でも効率的に全身の半分以上の筋肉を鍛える事ができます。
先程もお伝えした様に、筋肉量と基礎代謝量が比例するので、スクワットをする事で効率的に痩せやすく太りににくいカラダを作るためには欠かせないトレーニングとなります。

②スクワットは日常生活の動作と繋がっている。

スクワットは、日常の中で行う動作につながっており、【立つ】【座る】【しゃがむ】は日常でもとても多い動作であり、【歩く】【走る】などにもこの動作は含まれています。
上記の動作は、スクワットと同じ動き方となる為、スクワットの正しいやり方を身につける事で、日常生活でも常にお尻を鍛える事が出来、お尻の筋肉が落ちづらくなるというわけです。

トレーニングでカラダを痛めてしまった原因

ここまで、スクワットのすすめを紹介してきましたが、スクワットをおすすめすると、スクワット経験者の中で【膝を痛めた】【脚が太くなった】【前ももが痛くなった】などの経験をされた方のお声も聞きます。
ここではフォームを大きく二つに分けてそれぞれの違いを紹介します。

【膝を使うスクワット】

膝を曲げ伸ばしして膝を中心にして行うスクワットは、前ももの筋肉が鍛えられ、前ももの筋肉が大きくなります。そして同時に膝にも負荷がかかり、膝痛を引き起こします。
『脚が太くなった』『膝が痛くなった』経験のある方は、膝を使ってスクワットを実践しているかもしれません。

【股関節を使って行うスクワット】

股関節から行うスクワットは、お尻を使いやすくなる事で、お尻、もも裏のハムストリングスが鍛えられ、カラダの重心を取りやすくなっていきます。重心は後ろにする事で、カラダを支えるための体幹を鍛えることにも繋がります。

数あるスクワットの中で主なスクワットを紹介しましたが、スクワットの仕方によりそれぞれ効果が変わってきます。
このようにヨガのポーズも、使う場所の意識により、大きく効果が変わってきます。

正しいトレーニングの仕方によって効率的にお尻が鍛えられると、日常生活でも自然とお尻を鍛えられる様になることでヒップアップと下半身が細くなり、効率的にダイエットが出来ます。

逆に膝を中心としたスクワットのように、違った使い方でトレーニングをすると、日常生活において、痛みや太くなってしまうなど何かしらのカラダの影響が出てきます。
トレーニングの仕方が日常生活にも影響を与えていきます。

日常で手軽に出来るお尻のトレーニング

①椅子スクワット

椅子の前に立ち、脚を腰幅に開きます。
お尻から座るように腰掛け、足裏(くるぶしに乗るように)で床を押しながら立ち上がります。
この時上半身が、倒れすぎないように行います。
膝ではなく、お尻とお腹が使われている感覚が分かれば、なお良いです。
この動作を繰り返します。

②プリエスクワット

カカトとカカトをつけ、つま先を外側に向け、バレエの動作である「プリエ」の形になります。
お尻の上のあたりに手をあて、膝を軽く曲げ、手を当てているお尻に意識をしながらお尻を締めながら立ちます。繰り返し行なっていきます。
また、お尻を締めるのは立ち上がる時で、膝を軽く曲げ腰を落とす際は、力を入れずラクに行なっていきます。小さい動きで出来るため、どこでも気軽に取り入れてみてください。

まとめ

ヨガのポーズを効率的にとるためだけではなく、日常生活を快適に過ごすためには、お尻を鍛える事です。
それにはスクワットが一番効果的です。
トレーニングでお尻を鍛える事で、日常生活でのカラダの使い方が上手くなり、常に自然とお尻が使えるようなります。
そうすると、カラダはどんどん引き締まっていき、美脚美尻へと繋がっていきます。そして、カラダの痛みの軽減にも繋がります。
是非お尻の意識を忘れず、実践してみてください。