ヨガは本当にダイエット効果があるのでしょうか?
ヨガをして痩せた!という方もいれば、太った・・と聞く事もあります。
最近では、運動不足やダイエットには初心者でも手軽なヨガが良いと医師にも勧められ始める方が増えている程ですが、なぜヨガがダイエットに良いとされていても、人によって体の変化が別れてくるのでしょうか?
ここでは大幅な減量というよりも、体の使い方によって美しい体型を作るための痩せる方法について解説していきます。

目次

  1. ヨガで痩せるには?
  2. ヨガで脚が太くなる原因
  3. ヨガの効果をより良くする為にはお尻を鍛える!
  4. 正しい筋トレをしないと痩せない
  5. 筋トレとヨガで痩せる
  6. まとめ

ヨガで痩せるには?

現代では、エクササイズ要素の高いヨガのポーズを取り入れたものが普及しており、これを運動に分類すると、【有酸素運動】と言われています。
ポーズを取る事で【体の歪みを改善】【柔軟性】【体が引き締まる】が期待される中で、人によってはヨガをして脚が太くなった、太った、腰が痛くなった、という意見もあり、なぜ変化に違いが出るのでしょうか?

ポーズをとるヨガを利用した有酸素運動はダイエットにはとても有効なのですが、ポーズだけではダイエットや体質改善としては少し足りません。
体を根本的に変えるためには、自分自身の癖や間違った動きを認識した上で、体を動かす動作改善をする必要があります。
それに加えて筋トレを取り入れる事で、筋力量を増やし代謝を上げます。
筋力量は代謝に比例するからです。
仮に痩せたとしても、筋力をしっかりつけておかなければ、代謝が下がり太りやすくなってしまいます。
動作改善をすることで、痛みや不調の改善に繋がり、筋トレで太りづらい体を作ることが健康的なダイエットといえます。
その為、筋トレと動作改善がダイエットには最重要ポイントなのです!

ヨガで脚が太くなる原因

ヨガをして脚が太くなってしまう原因は、前ももばかりを使ってしまう事でそこに筋肉がつき脚が太くなってしまう事があります。

例えば【木のポーズ】をとるとします。
このポーズは片脚立ちになり、効果として[体幹力アップ][脚の引き締め]があると言われていますが、立っている方の脚に体重をかけポーズをとる事で、前ももの筋力ばかりを使ってしまい、脚が太くなってしまいます。

また、お尻が使えないと反り腰の癖や前重心になりやすいため、下腹部に上手く力が入らず、結果的に前ももを使ってしまい、腹部が上手く使えずに下腹部が痩せない原因にもなります。
そして腹部が弱いと腰痛にも関連していきます。
このことから、悪い癖に気づかずポーズを見様見真似でとるだけでは、体が改善されず、痛めてしまう事もあるのです。

ヨガの効果をより良くするにはお尻を鍛える

ヨガのポーズを取るだけではまだ少し足りず、動作改善と筋トレを加えることでより効果的とお伝えしましたが、具体的にどこを使ってどのようなことをしたら良いかをお伝えします。
まずは【お尻】です。
お尻を鍛える事で体の連動力が高まり、以下の効果を発揮します。

  • 美脚効果(前もも・ふくらはぎを使わなくなるため)
  • 体幹がつく(体に軸が出来るため)
  • 腰痛・膝痛の改善(腰や膝への負担が軽減するため)
  • 姿勢改善
  • 効率良い筋力向上(連動力が高まるため)

このようにお尻を鍛えるメリットは沢山あり、体作りにはお尻を鍛える事が欠かせないのです。
お尻を鍛えずにヨガをしようとしても、お尻ではなく前ももを主体として使ってしまう事で、負担がかかり痛みや太くなってしまう原因となってしまいます。

体は連想して動くことが大切であり、お尻が使えるようになることで連動力が高まります。
連動して動けるということは、全身をバランス良く鍛える事が出来るので、効率よく動ける体になると同時に、体の形も美しくなっていくのです。

正しい筋トレをしないと痩せない

上記でもお伝えしたように痩せるためにもう一つ大切なのが筋トレです。
筋トレをすることで、代謝をあげる事が出来るのですが、筋トレも正しいものと、そうで無いものがあります。

痩せる筋トレとは、下半身を中心とした筋トレを行う事です。
下半身とは、股関節を中心としたお尻の筋肉です。このお尻を鍛えることで、脚が細くなると同時に、体幹部の筋肉も連動して強化されるため、下腹部が痩せる事にも繋がります。
また筋トレをして痩せない方の特徴として、部分的な筋トレをする事です。
部分的な筋トレとは、前もも、胸、腕など、筋肉を大きくする為の目的で行うものです。
部分的に筋トレをする事で体は大きくなり、筋肉は脂肪より重い為、結果的に体重増加につながります。
また、部分的な筋トレは日常生活での動作もあまり無いため、日常生活では鍛えた筋肉を使う機会が少なくなり、トレーニング時のみ使わせる筋肉になると運動量が少なく、筋トレをやめた時に、太ってしまう可能性もあります。
その為、筋トレは、【股関節を中心とした下半身を使う】【連動させる】【日常動作に繋がるもの】を取り入れた筋トレを行うことが大切になります。

筋トレとヨガで痩せる

これまでお伝えした、筋トレと動作改善で正しい体の使い方を理解した上でヨガをする事により以下の効果が期待出来ます。
大きく分けて筋トレは【無酸素運動】、ヨガは【有酸素運動】に分類するとしたら、
筋トレで筋力量を増やす事でカロリーが消費される基礎代謝を上げ、太りにくく痩せやすい体を作っていき、その後に【有酸素運動】となるヨガの組み合わせをする事でより高い効果を得ることが出来ます。
筋トレ後に有酸素運動をする事が脂肪燃焼に最も効果的なのです。
繰り返しになりますが、ヨガのポーズを取る前に大切な【動作改善】でお尻を鍛えながらが前提となります。

そして良く耳にするのが、筋トレは毎日行うのは良くないと聞いたことがあるかもしれません。
これは、筋トレをすると筋肉に刺激を与えることで、筋組織に損傷がおきます。
その後、適切な栄養と休息をすることでトレーニングをする前よりも筋肉を増やそうとして戻すための【超回復】が起き徐々に回復されていきます。
筋トレ後の超回復までは48時間〜72時間とされています。
鍛えた部分は2.3日お休みをし、休息と栄養をしっかりとり、栄養ではタンパク質を意識して摂取することでタンパク質がそのまま筋肉の再生に使われていきます。

まとめ

今回は痩せるためのヨガの取り入れ方とトレーニング方法とお伝えしていきました。
痩せる目的の場合、正しい体の使い方でヨガをするためにお尻を鍛える事、下半身を中心とした筋トレを取り入れた後にヨガを行う事、筋トレは部位的な物では無く連想を意識する使い方(股関節を中心に行う)、筋トレを行ったあとは休息と栄養をとりタンパク質を意識して摂取する、
是非これを意識して行って行くことで美しいボディラインに繋がっていきます。
そして、正しく体が使えると【肌艶が良くなる】【腸が整う】【骨や内臓が強くなる】なども期待できます。

お尻の鍛え方はこちら